家紋資料室 / 暮らしの記憶
家のしるしを、次へ家紋と、暮らしの記憶。
箪笥から出てきた紋付。屋根に残る小さな紋。写真を見ながら家族が話してくれたこと。家紋の名前を調べた、その先にある「わが家の記録」を残すための読みものです。

紋の形と、一緒に残したいこと。
図鑑にある同じ形の紋でも、どの品に付いていたか、誰が使ったのか、どんなときに取り出したのかは、それぞれの家にある話です。名前がまだ分からなくても、今見える形と、覚えている人の言葉から記録を始められます。
最初から家の歴史を完成させる必要はありません。写真を一枚撮る。品のあった場所をメモする。家族に一つ聞いてみる。残せた手がかりを、次の人がたどれるようにすることを大切にします。
三つの読みもの
家紋は、道具や建物にも残る。
田沼家の刀だんすや飯びつに残る七曜紋は、2019年の牧之原市史料館の展示を報じた記事に紹介されています。武家の紋が、日々の暮らしの品に付いていた実例です。[1]
鳥羽市の郷土学習本には、九鬼家の菩提寺・常安寺の瓦に残る七曜紋が、写真とともに掲載されています。家紋の図だけでなく「何に残るか」を見ると、家や土地との関わりをたどる入口になります。[2]
七曜紋の歴史と実物の使用例を読む →家を大切に思う気持ちを、次の形へ。
家を売却することと、家や家族の歴史を大切にすることは、両立できます。住まいそのものを受け継ぐ方法だけでなく、紋のある品、写真、家族の言葉を残す方法もあります。
国土交通省の「住まいのエンディングノート」も、住まいの情報や将来への希望を書き、ご家族で話すきっかけとして作られています。家紋の記録と、住まいをどうしたいかの話を、一緒に始めてみませんか。[3]
住まいを手放す前の記録を読む記憶を、家族の一枚に。
読みながら浮かんだ品や話を、家紋の図と一緒に記録用紙へ。書けるところから始められます。
家紋を選んで記録用紙へ記録用紙の入力は画面内で扱い、送信・自動保存はしません。閉じる前に印刷してください。印刷画面でPDF保存を選べる環境では、PDFで手元に残せます。
参照資料
資料確認日 2026年11月4日。歴史資料で確認できる実例と、この資料室からの記録方法の提案を分けて紹介しています。
- 日蓮宗新聞社「静西・田沼意次―生誕300年特別展」 ↗2019年10月17日:牧之原市史料館の特別展を報じた記事
- 鳥羽市「とばっこ探偵団―海からの挑戦状― 第2章『鳥羽城と九鬼嘉隆』」 ↗冊子35頁(分割PDF6頁):常安寺の唐破風・瓦と鬼瓦写真
- 国土交通省「住まいの将来をご家族で話し合ってみませんか?~住まいのエンディングノートを作成しました~」 ↗2024年6月21日:作成の趣旨、記入する情報と家族の話し合い

