住まいが変わっても、
家の記憶を残す。
実家のこれからを考えるとき、家紋のある品や、家族が集まった場所も気になるものです。売却の話と一緒に、残したい記憶を整理するところから始めてみませんか。

家を大切にするからこそ、手放すこともある。
これから誰が使うか、通える距離か、管理をどう続けるか。住まいの事情は家ごとに違います。売却を選ぶことが、そこにあった暮らしを大切に思わないことにはつながりません。
品を引き継ぐ。写真を残す。家族が語ったことを一枚にまとめる。住まいそのものとは別に、次の人へ渡せるものを考えることができます。
国土交通省は、住まいの情報や将来の希望を記し、元気なうちからご家族で話し合うために「住まいのエンディングノート」を公開しています。家紋の記録は、その話し合いを始めるきっかけの一つにもなります。[1]
片づける前に、残す順番を決める。
家の全体と、品があった場所を写す。
部屋の全体、紋付を納めた箪笥、紋のある道具。近くからの紋の写真に加え、「どこにあったか」が分かる写真も残します。
持ち主と、家族の希望を確かめる。
大切にしていた人と、受け取りたい人が分かるか。自分だけで判断できない品は、確認する人と次に話すことをメモします。
品を、今決められる範囲で分ける。
手元に残す品、引き継ぐ相手に相談する品、確認してから決める品を整理します。写真を撮れたことだけを理由に、原物を処分する必要はありません。
住まいの相談先へ、残したいものを伝える。
紋のある瓦や建具、取り外して残したい品があれば、作業や売却の話を進める前に希望を共有します。持ち出すもの・家に残すものは、現物を示して確認していきます。
家族で話すための、品の整理メモ。
- 品の名前・写真
- どの品の話か、同じ写真を見ながら話せるようにします。
- 今ある場所
- 家の中の場所と、その後の保管先を別に書きます。
- 残したい理由
- 使った人、覚えている場面、家族から聞いた言葉を添えます。
- 引き継ぎの希望
- 手元に残す、家族に相談する、写真と話を共有するなど、現時点の希望を記します。
- 次に確かめること
- 誰に聞くか、取り外せるかを誰に相談するか、いつ家族で話すかを残します。
傷んだ文書が見つかった場合は、手元で貼り直さず、扱い方を文書館・資料館へ相談する方法があります。太宰府市公文書館も、古文書にテープ等を使わないよう案内しています。[2]
記憶の記録と、住まいの相談をつなぐ。
売却を相談するときには、物件の所在地に加え、「まだ家族で話している」「残したい品がある」「片づけの前に相談したい」など、いまの状況も伝えてみてください。紋や品の記録があると、ご家族が大切にしていることを説明する材料になります。
このサイトの家族の記録用紙は、思い出や品について話すためのものです。国土交通省のエンディングノートや、売却に関する契約書とは役割が異なります。まず記録だけを作ることもできます。
売却相談は富士ヶ丘サービスの既存窓口へ進みます。対応地域は、このページ下部の案内をご確認ください。記録用紙は、相談のお申し込みなしでも利用できます。
記憶を、家族の一枚に。
読みながら浮かんだ品や話を、家紋の図と一緒に記録用紙へ。書けるところから始められます。
家紋を選んで記録用紙へ記録用紙の入力は画面内で扱い、送信・自動保存はしません。閉じる前に印刷してください。印刷画面でPDF保存を選べる環境では、PDFで手元に残せます。
参照資料
資料確認日 2026年11月4日。歴史資料で確認できる実例と、この資料室からの記録方法の提案を分けて紹介しています。
- 国土交通省「住まいの将来をご家族で話し合ってみませんか?~住まいのエンディングノートを作成しました~」 ↗2024年6月21日:作成の趣旨、記入する情報と家族の話し合い
- 太宰府市公文書館「家で古文書が見つかったのですが、保存・管理方法について教えてください。」 ↗2021年8月31日更新:保存方法と公文書館への相談案内