ATAWI 家紋資料室

土地から読む / 湖西市

堀江から新所へ、門に残る丸に花杏葉。

法泉寺山門の鬼瓦から、浜松の堀江と湖西の新所をつなぐ建物の来歴を読みます。

瓦屋根と地図、資料箱を描いた挿絵
土地に残る、家のしるしをたどる。

湖西市 / 移築と伝来 / 資料確認 2026年11月5日

法泉寺山門の鬼瓦に、丸に花杏葉

『広報こさい』2025年9月15日号は、新所にある法泉寺山門の鬼瓦に、堀江を治めた大沢家の家紋「丸に花杏葉」が刻まれていると紹介しています。山門と鬼瓦の写真を添え、湖西に浜松の堀江ゆかりの紋がある理由を説明した記事です。[1]

記事によれば、堀江の陣屋建物は1880年に競売にかけられ、1882年に移築されました。新所では藩邸が学校の校舎などに転用され、表門は法泉寺の山門として利用されました。紹介されている山門の建築年代自体は不明です。[1]

  1. 堀江の陣屋以前の所在地・用途
  2. 1882年の移築建物が土地を移る
  3. 新所・法泉寺山門と鬼瓦が残る
湖西市の記事に基づく移動の整理図。地域の家紋分布を示すものではありません。

「今ある場所」と「もといた場所」

この山門は、紋の現在地と由来する場所が違うことを示す例です。ある紋を新所で見つけたとしても、それだけで新所の住民に代々多かった紋とはいえません。建物の移築や、道具の譲渡・相続をたどることで、図柄だけでは分からない来歴が見えてきます。

我が家の瓦や古い建具も、建替えの際に残したもの、別の家から譲られたものかもしれません。「どこにあったか」と「いつ、どう移したか」を分けて記録すると、次の持ち主にも説明しやすくなります。

家のしるしを、次へ

土地の記録から、我が家の記録へ。

移築された門、譲られた瓦、別の家から受け継いだ箪笥。品が移った経緯を、紋の名前とは別の欄に書いてみましょう。

記録は相談のお申し込みなしでも作成できます。記入内容は画面内で処理し、アクセス計測へ送りません。

住まいと、家の記憶

家を大切にするからこそ、
不動産を売却する。

家紋のある家を大切に思う気持ちは、住まいを手放したあとも続きます。
残したい紋付や写真、ご家族で集まる時間も含めて、これからを考えてみませんか。

富士ヶ丘サービスの窓口へ移動します。対象は磐田・袋井・掛川・菊川・御前崎・湖西・浜松の7市と森町にある物件。所在地でご確認ください。実家カルテは市町村・町名・番地(地番)と連絡先を用意してお申し込みください。

電話 0538-31-3308

記録用紙は相談のお申し込みなしでも印刷できます。地域外の方は、ご家族の記録を地元の相談先とのお話にご活用ください。

出典と、読み取れる範囲

  1. 湖西市「広報こさい 2025年9月15日号」

    5頁・「ふるさとの文化財 第9回 動く文化財」

    移築の時期と建築年代は区別します。記事では建築年代は不明とされています。