ATAWI 家紋資料室

土地から読む / 沼津市・戸田

一軒の家に、家紋と商いの印。

松城家住宅の保存修理報告書から、木瓜紋と商号の丸に千を使い分けた実例を読みます。

瓦屋根と地図、資料箱を描いた挿絵
土地に残る、家のしるしをたどる。

沼津市・戸田 / 家と商い / 資料確認 2026年11月5日

木瓜紋の鬼瓦と、丸に千の鬼瓦

戸田の松城家住宅の保存修理報告書は、主屋・ミセ・文庫蔵には家紋の木瓜紋を、東土蔵・北土蔵には商号の丸に千を用いていたと記しています。続く頁の鬼瓦写真では、どの建物の棟にあった瓦なのかも対応させています。[1]

一軒の家に違う図があっても、すべてが別の家紋とは限りません。家を示す紋、商いの印、瓦の製造に関わる刻印を分けると、それぞれの働きが見えてきます。

家紋

木瓜紋

主屋・ミセ・文庫蔵

商号

丸に千

東土蔵・北土蔵

報告書239〜240頁に基づく使い分けの整理。紋の形の復元図ではありません。[1]

修理の記録を、暮らしの資料として読む

沼津市は、住宅の紹介とともに保存修理工事報告書を公開しています。建物の解説だけでなく、部材や瓦がどこにあり、どう調べられたのかを確認できる資料です。[2]

家を整理するときにも、紋だけを切り抜いて撮るより、建物全体・取り付け位置・品の細部を一組にすると、家の暮らしや商いとのつながりを残せます。取り外して保管していた瓦があれば、その経緯も家族の言葉として添えてみましょう。

家のしるしを、次へ

土地の記録から、我が家の記録へ。

家の印だと思っていた図が、屋号や商号の場合もあります。図と、どの建物・品にあるかを一組で残してみましょう。

記録は相談のお申し込みなしでも作成できます。記入内容は画面内で処理し、アクセス計測へ送りません。

ここからは県内の関連資料の紹介です。下の不動産相談の対応地域は物件の所在地でご確認ください。

住まいと、家の記憶

家を大切にするからこそ、
不動産を売却する。

家紋のある家を大切に思う気持ちは、住まいを手放したあとも続きます。
残したい紋付や写真、ご家族で集まる時間も含めて、これからを考えてみませんか。

富士ヶ丘サービスの窓口へ移動します。対象は磐田・袋井・掛川・菊川・御前崎・湖西・浜松の7市と森町にある物件。所在地でご確認ください。実家カルテは市町村・町名・番地(地番)と連絡先を用意してお申し込みください。

電話 0538-31-3308

記録用紙は相談のお申し込みなしでも印刷できます。地域外の方は、ご家族の記録を地元の相談先とのお話にご活用ください。

出典と、読み取れる範囲

  1. 沼津市「重要文化財 松城家住宅主屋ほか6棟 保存修理工事報告書」

    冊子239〜240頁/分冊PDF14〜15頁・図4-4-3-5

    家紋の木瓜紋と、商号の丸に千を分けて扱います。

  2. 沼津市「重要文化財松城家住宅」

    住宅の紹介と保存修理工事報告書の公開案内

    建物全体の背景を読む入口。市内全体の家紋分布ではありません。