土地から読む / 浜松市
城主5家の紋を、瓦から読む。
桔梗・無字銭・九目結・沢瀉・井桁。浜松市所蔵の紋瓦と、人物・城主の期間・実物の3Dへの入口をまとめます。

浜松市 / 城と紋瓦 / 資料確認 2026年11月5日
紋瓦を、城主の名前と結び付ける
浜松市文化遺産デジタルアーカイブには、歴代城主に関係する瓦の個別目録があります。ここでは、紋名、関連人物、城主の期間を対応させて読める5点を紹介します。下の画像は、同アーカイブが公開する3D案内用の画像です。リンクから目録を開くと、所蔵機関の3Dビューアへ進めます。
5点の製作年は各目録で「江戸時代」とされています。人物・期間・寸法は各カードの出典に基づきます。期間は城主の在任期間で、瓦1枚の製作年ではありません。形や裏面を調べるときは実物資料の3Dを参照し、ATAWIの参考図に厚みを付けた立体表示とは区別してください。
CC BY 4.0・画像の改変なし
CC BY 4.0・画像の改変なし
CC BY 4.0・画像の改変なし
CC BY 4.0・画像の改変なし
CC BY 4.0・画像の改変なし
井桁紋
- 関連人物
- 井上正経・井上正定・井上正甫・井上正春・井上正直
- 城主の期間
- 1758〜1817年/1845〜1868年
- 大きさ
- 縦15.4cm・横15.6cm
出典:[6]
目録・実物資料の3Dへ ↗富士見櫓と、桔梗紋瓦の出土
浜松市の富士見櫓の解説は、2008・2009年の発掘調査で礎石が見つかったこと、桔梗紋の家紋瓦が多く出土したことを紹介しています。太田氏が城主だった17世紀後半には櫓が存在していたとみる説明ですが、建築時期自体は明らかではないとしています。[1]
「多く出土した」の対象は、その場所の瓦です。瓦の枚数が多いことを、浜松市民の使用世帯が多いことへ置き換えることはできません。城の建物と紋の関係を示す証拠として読みます。
土地の記録から、我が家の記録へ。
紋の表面だけでなく、瓦の厚み、割れ、取り付け位置も記録すると、品としての特徴を家族へ伝えやすくなります。
記録は相談のお申し込みなしでも作成できます。記入内容は画面内で処理し、アクセス計測へ送りません。
家を大切にするからこそ、
不動産を売却する。
家紋のある家を大切に思う気持ちは、住まいを手放したあとも続きます。
残したい紋付や写真、ご家族で集まる時間も含めて、これからを考えてみませんか。
富士ヶ丘サービスの窓口へ移動します。対象は磐田・袋井・掛川・菊川・御前崎・湖西・浜松の7市と森町にある物件。所在地でご確認ください。実家カルテは市町村・町名・番地(地番)と連絡先を用意してお申し込みください。
電話 0538-31-3308記録用紙は相談のお申し込みなしでも印刷できます。地域外の方は、ご家族の記録を地元の相談先とのお話にご活用ください。
出典と、読み取れる範囲
- 浜松市「富士見櫓解説看板の多言語表記」
日本語解説・桔梗紋の家紋瓦の出土
建築時期は不明とする市の留保を残します。出土量を世帯数へ置き換えません。
- 浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ「太田氏軒丸瓦」
目録ID mp000070-2022・桔梗紋、関連人物、内容年、利用条件
城主の期間は瓦1枚の製作年ではありません。
- 浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ「青山氏軒丸瓦」
目録ID mp000080-2022・無字銭紋、関連人物、内容年、利用条件
城主の期間は瓦1枚の製作年ではありません。
- 浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ「松平(本庄)氏軒丸瓦」
目録ID mp000090-2022・九目結紋、関連人物、内容年、利用条件
本庄松平家の資料です。松平姓の別の家へ一律に広げません。
- 浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ「水野氏軒平瓦」
目録ID mp000100-2022・沢瀉紋、形状、解題・説明、内容年、利用条件
形状はタイトルと解題に従い軒平瓦と記載します。
- 浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ「井上氏軒丸瓦」
目録ID mp000110-2022・井桁紋、関連人物、内容年、利用条件
2期の在任期間を分けます。城主の期間は瓦1枚の製作年ではありません。